中区本川町のテナントビルの最も奥にある一室に、こぢんまりと店を構える。コロナ禍の2021年12月にオープンし、口コミ中心に客を広げる。
「9人しか入れない小さなお店です。少人数でお酒を片手に会話を楽しんだり、好きな歌を歌ったり。50〜60代を中心とする同世代のお客さまに1日の疲れを癒やし、ゆっくりと過ごしてもらえる店を目指しています」
アルバイトでのスナック勤務を経て、一念発起し独立を決めた。ウイスキーを中心に各種アルコールをそろえる。食べ物の持ち込みは自由で、時にカウンターに総菜が並ぶことも。女性の数人グループの来客もしばしば。来店客と会話を楽しみつつ、つながりを大事にした接客を心掛ける。
「貸し切りにも対応します。商談など大事な場面に使っていただければ」
店内は安佐南区の福祉施設に通う障害のある子どもたちの描いたネコの絵がずらり。気に入れば購入もできる。
「かわいらしい絵が多い。子どもの豊かな感性を大切にしてあげたい」
1952年創業で、中区河原町の実家兼事務所で掛け軸・額・びょうぶの製造と修復を行っています。国重要文化財の壁面やふすまなどの修復も手掛けており、過去には出雲大社の修復に携わったことも。現在は父親と二人体制で、私は3代目となります。
小学校時代に地元のソフトボールクラブ、中学では野球部に所属し、当時の守備位置だったショートにとてつもない愛着を持っていました。守備が達者で内野の要であり、広角に打てて足が速いという印象から9ポジションの中で最も輝いて見えた。そのため、高橋慶彦選手は私にとってヒーローでした。当時はお金がなかったので8回表から入場し、週1回ペースで観戦。そんな中、チケットを握りしめながら月2回ほど家族と球場へ足を運び、大好きなカープうどんを食べることが何よりの楽しみでした。市民球場で忘れもしない試合は、衣笠選手が世界最多記録の2131試合連続出場を果たした87年6月13日。この日を狙って入場券を購入し、友人と観戦したその試合は満員で、これまでに経験したことのない熱気と歓声に包まれていたのを覚えています。
最近では、〝忍者守備〟といわれるショート・矢野雅哉選手に注目。即座に一塁へ送球する離れ技を連発するなど菊池選手と互角の実力になり、打撃も徐々に上向いていると感じます。本業で慌ただしい日々ですが、見逃し配信で試合結果は欠かさずチェック。鬼門・交流戦の様子も目が離せない。